はじめに
みなさん、こんにちは!
消防士といえば、危険な仕事、体育会系、体力に自信がある、などのイメージがあるため、
体育会系の部活動に所属していた経験がないと、消防士になれないのでは?
と思う人もいるでしょう。
たしかに、運動部出身者は多いですし、運動部としての経験は、人事係にとって好印象だと思います。
しかし、私は、そのことが消防士になるための絶対条件だとは思いません。
というのも、私は運動歴がほぼない状態で、受験した全ての消防(東京消防庁、政令市、地方)に合格したからです。
消防を目指している人の中には、運動歴がないことを不安に思っている方もいると思います。
しかし、私は受験資格(年齢、国籍など)さえ満たしていれば、どんな経歴を持った人でも消防士になるチャンスはあると考えています。
だから今回は私の経歴を紹介したいと思います。
「こんな人でも消防士になれるんだ!」と思っていただければ幸いです!笑
筆者の経歴
現在
私は現在、会社員として働く元消防士で、消防士としては約5年働きました。
消防を志していた時、人に自慢できるような運動歴がなかったことが、とても不安でした。
そんな私でも、消防士になれたことを、同じ悩みを持つ人に知ってもらいたく、今回は私の経歴を紹介することにしました。
それでは、私の壊滅的な経歴を振り返っていきましょう!
中学時代
中学時代、私はサッカー部に所属していました。
運動部歴がない人を勇気付けたいのに、筆者は運動部歴あるんかい!
こんな声が聞こえてきそうですね。ですが、安心してください。
私、幽霊部員だったんです。
1年生の頃は、真面目に練習に参加していたのですが、2年生になると徐々に練習に行かなくなってしまい、3年生の時に完全に幽霊部員になりました。
そして気づいたら高校生になってました。
高校時代
高校時代は運動部には所属せず、英語部に入部しました。
そして英語部を3日で退部となり、帰宅部になりました。
学校終わりは、友人と遊び回る毎日、、、
大学時代
高校卒業後は、4年制大学に進学します。
大学時代も、部活・サークルに所属せず、遊びとバイト三昧の日々を送りました。
就職活動は、早く終わらせたかったので、一番最初に内定をくれた会社に入社することにしました。
フリーター時代
大学卒業後、一般企業に入社しました。
ですが、1年も経たずに退職します。
退職理由は、消防士になりたいと思ったからです。
私はフリーターとして消防士を目指すことにしました。
果たして、消防士になれるのか?!
こうして消防士を目指すこととなったのですが、面接対策のために、自己分析をしている時に気づいてしまったのです。
中学時代→サッカー部の幽霊部員
高校時代→英語部から帰宅部
大学時代→部活・サークル無所属
「アレ、、、面接でアピールできるような運動部歴が何もない、、、。」
中学時代、サッカー部に所属していたものの、幽霊部員であったため、面接での印象は悪いでしょう。
高校の時から、趣味で筋トレをやってきたが、運動部ほどの価値はない。
さらに、大卒で入社した会社を1年も経たずに退職しています。
これを履歴書で見た人事の人は、メンタルが弱い、飽きっぽい、採用してもすぐに辞めてしまいそう、などの印象を受けるでしょう。
周りの人も、「その経歴では厳しい」と私に言ってきました。
確かに、消防だけでなく、どんな会社でも、こんな私のことを採用したくないでしょう。
どうする。この経歴で、運動部経験者や救急救命士の資格を持った者たちと、どう戦う?
絶望的な経歴に、諦めるという選択肢も頭に浮かびました。
しかし、諦めるのはやれることを全部やってからにしようと思い、消防への挑戦を継続します。
その結果、受験した全ての消防(東京消防庁、政令市、地方)に合格することができました。
※合格するために、私が実践した筆記試験対策、小論文対策、面接対策は別の記事で紹介し
ています。一番最後に載せていますので、お時間があれば、参考にしてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、運動部歴がなくて、消防受験に不安を抱えている人たちに、少しでも勇気を与えられればと思い、私の経歴を紹介しました。
受験資格(年齢、国籍など)さえ満たしていれば、どんな経歴を持った人でも、消防士になるチャンスはあるということをわかっていただけたでしょうか。
受験資格以外の理由で、消防受験を諦めようとしている人がいたら、それはもったいないことなのです。
どうしても消防士になりたいという強い思いがあるのなら、挑戦する価値はあるのではないでしょうか。
最後に、当時、私の背中を押してくれた言葉を紹介します。
「神よ、願わくばわたしに、変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ」
『スローターハウス5』より
私は、人に自慢できる運動歴がないことを理由に、自分にブレーキをかけようとしました。
しかし、私の経歴は、変えることのできない物事でしょう。
その事実を落ち着いて受け入れた時に、気づきました。
私は、失敗することを避けるために、自分のダメな経歴をたくさん並べていただけなのではないかと。
誰だって失敗することは怖いです。
だからと言って挑戦しなければ、失敗はしないですが、成功もありません。
どうしても諦めることができないのなら、注目するべきは、これから変えられる物事(筆記試験の点数、小論文、面接、資格、体力など)です。
変えられない物事と変えられる物事の違いを、常に見分ける知恵を持って自分を見つめれば、今やるべきことが見えてくるはずです。
それではまた!
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