【北海道・アイヌ文化旅】 〜阿寒湖編Part2〜 2024年3月末

旅行

はじめに

イランカラプテ(こんにちは)


北海道・アイヌ文化旅


第二弾は阿寒湖編ということで、2024年3月末に北海道釧路市阿寒町に行ってきました!


今回の旅の目的:①アイヌ工芸体験をする ②アイヌコタンに行く ③アイヌシアターイコㇿでアイヌ文化を学ぶ ④阿寒湖でワカサギ釣りをする
です!







このブログは、北海道の旅の思い出とそこで出会ったアイヌ文化について、記したものがメインですのであらかじめご了承ください。




一応、アイヌシアターイコㇿで古式舞踊やロストカムイを観る方法、阿寒湖でワカサギ釣りをする方法、ワカサギ釣りができる時期なども、紹介しています。




よければ、最後までお付き合いください!



アイヌシアターイコㇿでアイヌ文化を学ぶ

アイヌコタンの入り口から、奥に向かって歩いて行くと、オンネチセという施設より奥に、アイヌシアターイコㇿが見えてきます。





アイヌシアター イコㇿ







イコㇿ:アイヌ語で「宝」の意







ここではアイヌ民族の伝統的な古式舞踊や思想を、現代技術を駆使することで、私たちに分かりやすく伝えています。





まさに宝のような施設です。





今回私は、古式舞踊ロストカムイを観てきました!





古式舞踊
・ウポポ(座り歌)
・サロルン チカプ リㇺセ(鶴の舞)
・エムㇱ リㇺセ(剣の舞)
・ク リㇺセ(弓の舞)
・フッタレ チュイ(女性の黒髪の踊り・松の木の踊り)など







アイヌの伝統的な歌と踊りが楽しめました。





色々な音、歌詞、掛け声が聞こえてくるのに、調和の取れているアイヌの歌は、聴いているとなんだか懐かしいような気分になりますね。





個人的に好きだったのは、エㇺシ リㇺセ、ク リㇺセ、フッタレ チュイです。





なぜその踊りが踊られるようになったのかを知ると、さらに楽しめると思います。





リㇺセ:アイヌ語で「踊り」の意

サロルン:アイヌ語で「鶴」の意

チカプ:アイヌ語で「鳥」の意

エムㇱ:アイヌ語で「剣」の意、剣には病魔などを祓う力があるとされていた。

ク:アイヌ語で「弓」の意、「ク リㇺセ」は、鳥を獲りに来た男が、鳥のあまりの美しさに弓矢を要ることができなかったという話が元になっている。

フッタレ チュイ:「黒髪の踊り・松の木の踊り」、別名は「心臓比べの踊り」、娯楽で体力比べをする時などに踊った。松の木が風に揺られた様子を、女性が頭を大きく揺らし再現した迫力ある踊り。






ロストカムイ
エゾオオカミは、狩猟がうまく、それゆえホㇿケウカムイ(狩りをするカムイ)と呼ばれ、アイヌ民族の憧れであった。アイヌ民族は、ホㇿケウカムイと共存していたのだが、ある年の大雪により、獲物であるユㇰが激減、さらに駆除活動が進んだことも相まって、失われたカムイとなってしまった。






ホㇿケウカムイ:アイヌ語で「オオカミ」のこと

ユㇰ:アイヌ語で「獲物」という意味だが、「鹿」のことを示している。






ホㇿケウカムイは、私がアイヌ文化を知って、最初の方に覚えたカムイであったため、興味深い舞台でした。





アイヌ文化について、全く知らない方でも「ロストカムイ」は、現代の映像技術、踊りを用いているため、誰にでも楽しいと思います!





チケットは、ベルトラやJTBなどでの予約、または当日購入になります。(自由席)





阿寒湖でワカサギ釣り

阿寒湖に一泊して、翌日





この日はワカサギ釣りにチャレンジします!





しかし、湖が凍っているなんて、にわかに信じがたく、





そもそも、どこから湖に上陸すればいいのか分かりませんでした。





すぐにワカサギ釣りを運営しているところに電話をかけて、確認したら、





「入れるところから入ってきなさい。」





とのことでした。笑





はんぱねえって!





こちとら湖の上歩けることすらまだ疑ってるかんね?





と言いつつも、歩いてたら、入り口見つけました。





阿寒湖で釣ったワカザギを天ぷらにしてくれる所

↑この建物が目印です。





ちなみに、釣ったワカサギはここで天ぷらにしてもらえます。





ワカサギいっぱい食うぞー!





阿寒湖
2024年3月末 阿寒湖上で撮影







え、てか待ってー!





3月末でもめっちゃ凍ってるんですケド!





なんなら車も停まってる! 





ちなみに奥に見える山は、雄阿寒岳





雄阿寒岳:アイヌ語では、「ビンネシリ」(男の山) ⇔ 雌阿寒岳「マツネシリ」(女の山)






阿寒湖の中央付近にプレハブ小屋が建っており、そこで受付し、釣り道具一式をレンタルできます。





阿寒湖でワカサギ釣り①







こんな感じで、小さなテントに入って釣ります。





阿寒湖でワカサギ釣り②







100匹釣るぞー!






↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓結果↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


















阿寒湖でワカサギ釣り③







ちゅれたよ、かわいいね





2時間ぐらいねばったけど、1匹だったよ!





北海道のソウルドリンク とよとみミルクコーヒー







おかげでとよとみミルクコーヒーもキンキンになったよ!






とよとみミルクコーヒー:北海道のソウルドリンク!

 




というわけで、1匹しか釣れませんでしたが、せっかくなのでこの子を、先程のお店で天ぷらにしようと思います。





阿寒湖でワカサギ釣り④







あれ?なんか増えてる?





阿寒湖は、人があったけえ、、、





一番上にいる一番大きい子が君かい?





命のありがたさを感じます。





ヒンナヒンナ





ヒンナ:アイヌ語で感謝を表す言葉。






ちなみに、アイヌ語で「おいしい」は、「ケラ アン(味が ある)」となります。






阿寒湖でのワカサギ釣りを楽しめる時期ですが、「3月末まで」と案内書きされていました。(開催は12月頃)





今回、ギリギリワカサギ釣りシーズンに間に合って、なんとか1匹つることができて、本当によかったです!





まとめ

・アイヌシアターイコㇿでは、アイヌの伝統的な歌・踊りを楽しく学べます。「ロストカムイ」では、絶滅したオオカミとアイヌ民族の考え方から、現代に生きる我々が学べることは何かを考えさせられます。「古式舞踊」は、アイヌの儀式や歌・踊りが中心の演目になります。(予約か当日券)

・ワカサギ釣りは、3月末まで開催していたため、ギリギリセーフで体験できました。(2024年)

ということで、北海道・アイヌ文化旅 〜阿寒湖編Part2〜は以上になります。

それではまた!

イヤイライケレ(ありがとう)!





参考資料

・公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構 『単語リスト(アイヌ・日本語)ー石狩川ー』

・公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構 『単語リスト(アイヌ・日本語)ー沙流ー』

・公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構 『アイヌ生活文化再現マニュアル 踊り【ウポポ・ホリッパ・リㇺセ】浦賀・釧路春採編』

・野田サトル 集英社 『ゴールデンカムイ』 1巻5話

・中川裕 集英社新書 『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』

阿寒湖アイヌコタン ホームページ

アイヌ文化ガイド「Anytime Ainutime!」

 

 

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