はじめに
みなさんこんにちは!
今回は、もともと地方の消防に勤務していた私が、
消防の闇7選を紹介しようと思います。
個人の意見ですが、誰か一人がそう思うのなら、一定数同じように感じる人もいるはず、、、
消防が好きな人が見たら、不愉快に感じる内容がありますので、自己責任でお読みください。
この記事は、こんな人にオススメ!
・消防士になるか迷っていて、自分の覚悟を確かめたい人
・消防士になるのを諦めたい人
それでは消防の闇7選はじまるよー!!
①階級社会
消防は、階級社会です。
消防士を目指している人なら、1回は聞いたことありますよね?
指揮命令系統を明確にするためのものですが、この階級制度には悪い面もあります。
それはどんなものか、見ていきましょう。
「俺が上でお前は下」
消防には、階級制度を間違って認識している人もいます。
これは、消防歴が短い人ほど、強く感じると思います。
・「なんでお前が、俺より先に風呂に入ってんだ。」
・「なんで俺らより先に寝てんだ。」
・「なんで下っ端が一番気を使えないんだ。」
実際に、このようなことを直接言われることはないかもしれませんが、無言の圧力で感じるか、陰で言われていることがあります。
階級制度とは、わかりやすく言えば、「俺が上で、お前は下」です。
体育会系のノリが強化されたものが消防です。
雑用
本来の業務以外の雑用は、消防歴が短い人がやることになります。
・ゴミ捨て
・食堂の清掃
・上司が使った食器の片付け
・喫煙所の清掃(吸わないのに)
・退勤後の買い出し(無銭労働)など、、、
私は、雑用を全員で協力してやるべきだと思っていましたし、自分で使った食器ぐらい自分で片せと思っていましたが、消防では違うみたいです。
2年目、3年目になり、自分が1年目の時に、この雑用が嫌だったことを覚えていて、
後輩だけに雑用をやらせたくないというのが、私のポリシーでした。
積極的に後輩と一緒に雑用をしていると、今度は
「お前がやってると、いつまで経っても後輩が育たない。」と怒られました笑
私が全員で協力してやるのが普通でしょ!と当たり前に思っているのと同じように、
消防士たちは、雑用は1年目がやって当然!と思っています。
こういった考え方の違いを感じたというのも、私が消防を辞めた理由の一つなのですが、
これはまた別の話ですね。
とにかく、消防では、1年目の仕事は、雑用なのです!
お前
みなさんは、「お前」と呼ばれてどう思いますか?
友人同士でふざけ合っている時に
「おい!お前!(笑)」
みたいな会話は、よく耳にしますが、
親しくもない、仕事の関係の人から、「お前」と呼ばれるとしたらどうですか?
消防では、「お前」が多用されます。
苗字や名前で呼ばれることに慣れている人は、違和感を覚えるかもしれません。
実際、私が消防に入って、一番最初に覚えた違和感は、「お前」と呼ばれたことです。
「お前が一番下だから下仕事は、お前がやれ」と言われた時は、「こんな人間にはなりたくない」と思ったものでした。
②劇団救助
消防では、厳しい態度・言葉で教育をすることがあります。
いわゆる劇団救助。
これは隊員のために、心を鬼にして、演技してるそうです。
消防の仕事は、命に関わるので、その重要性を伝えるには、仕方ないことなんだ。
私も、このような説明をされ、マインドコントロールされそうになりました。
しかし、「本当にそうか?」と思いました。
一番ラクで、手っ取り早い方法を採用しているだけなのではないか?と思ったのです。
また、信頼関係も構築できていない人に向かって、厳しい言葉で教育することは、逆効果となることもあり得ます。
人それぞれの性格を無視して、無理やり消防の型にはめようとしてくる。
私は、消防のこの古い教育方法に賛成できませんでした。
③愚痴・うわさ
消防士は、愚痴やうわさが大好きです。
違う所属の人の愚痴を言うのは、100歩譲っていいとして、
同じ所属の人の愚痴もたくさん言います。
その人が同じ庁舎にいるにも関わらず、、、
うわさもすごいです。
子どもが発熱したから、急遽帰らないといけなくなった人に対して、
「たぶんウソだ。」とか、
「いつもはバイクで来ているのに、今日は歩きで来てた。たぶん飲みの予定でも入ったんじゃないか。」とか
それを聞いている私としては、
私が休んだ時も、同じことを言われるのだろうと思い、
本当に熱があっても、怖くて休めませんでした。
④変な人が多い
元ヤン・チンピラ
なぜか消防には、チンピラ・元ヤンが多く流れ込んできます。
彼らの、言葉使い、態度、思想には、吐き気がします。
そのような人に耐性がない人にとって、そこはまさに地獄です。
熱い(イタイ)人も多い
消防は、熱血な人も多いです。
市民の命を守るため、厳しい訓練も耐えられる!
熱い人がいるのは、組織にとっても、市民にとっても、いいことですね!
しかし、中にはイタイ人もいます。
彼らは、救助技術指導会という大会に現れます。
救助技術指導会とは、救助技術を競う大会なのですが、完全い自分に酔っちゃってるんですね。
団体種目で、スタート前に、お互いでお互いの背中を叩き合い、気合を入れる選手たち、、、
私はこういうのが苦手で、大サブイボ不可避状態でした。
そういうのは、甲子園球児とかがやるからいいのに、
いい年の大人が同じことしているのを見ると、恥ずかしくて仕方ありませんでした。
同じ消防士と思われたくなかったです。
⑤防火衣
消防士になり、防火衣を着ている自分を想像できてますか?
防火衣を着て、夏場、訓練・災害出場をする姿を、想像できていますか?
あれは地獄ですよ。
着るだけで吹き出す大量の汗で、活動服はびしょびしょ
シャワーにいく暇もない
全身にできる汗疹
出場があったら、びしょびしょに濡れた防火衣を、また着なきゃいけない。
防火衣は乾きづらいので、天気が良くないと洗えない。
まさに3K(汚い・臭い・気持ち悪い)
⑥やりがいを感じづらい
消防は、災害があれば大変ですが、いつも災害があるとは限りません。
これはいいことなんですが、火災件数は減ってきていますし、みなさんのイメージとは少し違うと思います。
災害がなければ何をするかというと、訓練や災害報告書の作成、環境整備などになります。
訓練や災害報告書の作成はいいのですが、環境整備がきつい!
庁舎の維持管理も消防職員の仕事ですので、草むしり、ペンキ塗り、掃除などなど
あれ?僕の職業ってなんだっけ?
ここでこんなことしてて大丈夫なのかな?
と思うことがあります。
私の元後輩も、
「こんなことでお金をもらっていいのか、たまに不安になります。」
と言っていたのを今でも覚えています。
⑦転職時のアピールがむずかしい
面接官:前職で学んだことは?
消防士:人命救助です!
面接官:。。。
面接会場は、このようにカオスになります。
正直、消防で教わる知識・技術などを活かせる仕事は、限られています。
事務仕事もありますが、一般企業のレベルと比べると、ぬるま湯です。
消防士を一生続ける覚悟がない場合や転職も視野に入れている場合、消防で市場価値の高いスキルを身につけられることはないので、最初から受験しない方がいいです。
まとめ
今回は、消防士になるか迷っている人、消防士を諦めたい人に向けて、消防の闇7選を紹介しました。
この記事を読んでも、動じなかったあなたは、消防士になる覚悟が相当強いと思われます。
そのまま自分を信じて、前に進んでください。
逆に、少しでも違和感を感じたのなら、やめた方がいいのかもしれません。
もし、私がそのような人から相談を受けたら、諦めることをオススメします。
消防士は、
・消防が好きで、何があっても人命を守りたい人
・公務員というぬるま湯に浸かり、普通の生活がしたい人
にとっては天職ですが、
それ以外の人にとっては地獄ですよ。
考え直してください。
以上、個人的に感じた消防の闇7選でしたー!
まとめ
①階級社会
②劇団救助
③愚痴・うわさ
④変な人が多い
⑤防火衣
⑥やりがいを感じづらい
⑦転職時のアピールがむずかしい
それではまた!
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