消防1年目をうまく乗り切りたい人【必見】 ー1年目を制す者が消防を制すー

消防1年目をうまく乗り切りたい人【必見】ー1年目を制す者が消防を制すー 仕事

はじめに

みなさん、こんにちは!




最近、消防職員によるパワハラのニュースをよく見たり、聞いたりします。




これから消防士になる人にとって、とても不安になる話ですよね。





パワハラする側・される側、どっちが悪いかは、置いておいて、




今回は、消防に5年間勤務した私が、




消防1年目の人がうまくやっていくために大切なことを5つ紹介します。





消防1年目は、特に目を付けられます。




普通の人が聞いたら、違和感を覚えることも書いてあるかもしれませんが、




とにかく1年目を乗り切ってほしいという思いで書きます。

 



この記事はこんな人にオススメ!

・消防1年目の人間関係が不安な人
・消防1年目を乗り切りたい人
・消防1年目で苦労している人






消防1年目 五箇条

一.雑用はすべて引き受けろ!

一般的に、本来の業務に関係のない仕事(いわゆる雑用)を覚える優先度は、低いです。




早く大切な仕事を覚えて、組織の戦力になるべきです。



 

しかし、消防は違います。




1年目の人は、何はともあれ、雑用です。




朝のお茶出し、食堂の管理、ゴミ出し、風呂の準備、食糧の買い出し、など




やることは所属した消防によって違いますが、




雑用は、1年目の人が積極的にやってください。






もし、先輩が雑用をやっているのに、




1年目の人がやらずに、他の仕事をやっているとしたら、




 

「なんで1年目の人がやらないんだ。」と思われる、もしくは怒られます。




納得できないかもしれませんが、これが消防の世界なのです。




1年目を乗り切りたいなら、雑用はすべて引き受けるぐらいの気持ちでいてください。




二.周囲に気を配れ!

消防の人は、気を遣えない人が嫌いです。




「言わなくてもわかってよ。」の精神です。




例えば、




「ほうき持ってきて!」




と言われたら、ちりとりも一緒に持っていくという感じです。




ほうきを使うなら、次はちりとりも使うだろうと、先を読んで行動しましょう。




消防では、このように先を読んで、行動することが重要です。




現場活動でも、具体的な指示はもらえないので、自分で考え、先を読み、行動します。




とは言え、最初から完璧に気を遣うことなど不可能です。




気を遣える先輩をよく見て、マネをすることから始めましょう。




仕事中は、「何かやることはないか、困っている先輩はいないか。」




と常にアンテナを張っておきましょう。




気を配るのが苦手な人にアドバイス
気を配るのが苦手な人は、自分の次に歴の短い先輩の動きを常に見て、真似しよう!






三.周囲に合わせろ!

仕事も休憩も、周囲に合わせましょう。




集中力、体力には、個人差がありますが、他の人が仕事をしているのに、




一人だけ休憩するというのはやめておいた方がいいです。




きっと隊長が、休憩をとるタイミングを指示してくれるので、




その時に一緒に休憩するようにしましょう。




・これはあくまで、事務仕事をしている時の話です。
・体調不良の時は、無理せず、申し出ましょう。
・また、訓練や出場時は、熱中症にならないよう、水分補給は各自の判断とされることが多いです。






消防は団体行動!




四.積極的であれ!

訓練や研修で、代表者に実演してもらい、説明をすることがあります。




そういう時は、積極的に実演者になった方がいいです。




その時に、ぼーっと見ているだけだと、




「ただ見ているだけだと、覚えないぞ。」と言われてしまいます。




はじめて教わることでも、やったことない人が積極的にやって、やりながら覚えるべきなのです。




また、訓練をする前に、あらかじめ資料を配られることがあります。




予習をして、良い訓練ができるよう準備しましょう。




消防士は、積極的な人が好きなのです。




五.生活態度に気をつけろ!

職場でも、プライベートでも生活態度に注意しましょう!




職場
★髪型、通勤着などは、誰が見ても当たり障りのないものを選びましょう。
★朝は、指定された時間に起きましょう。
★受付勤務時に居眠りするのは辞めましょう。
★報連相をしましょう。
★仮眠室や机の上など、自分のスペースは綺麗にしておきましょう。
★活動服には、定期的にアイロンをかけ、短靴・編上靴は磨きましょう。
★タバコを吸う人は、タイミングを考えましょう。
★トイレなどで場を離れる場合、隊長に一声かけましょう。






先輩にダラしない姿を見られないようにしましょう。




またダラしない先輩のマネをしてはいけません。






プライベート
★警察のお世話にならないよう、社会のルールは守りましょう。
 ニュースでよく見る消防士の不祥事
 ・飲酒運転
 ・交通事故
 ・薬物
 ・傷害事件






ただでさえ、肩身の狭い1年目なのに、自分で自分の首を絞めるようなことはしてはいけません。




まとめ

というわけで今回は、消防1年目の人に向けて、




一番厳しい目を向けられる1年目を、無事に乗り越えるために大切なことを紹介しました。




ここに書いてあることを意識すれば、イメージ良く1年目を終えるでしょう。




しかし、消防の世界で、まったく怒られないというのは不可能です。




ある程度は覚悟して、怒られても、くじけない心の強さを持っておくことも重要です。




不当な指導、パワハラなどに対しては、信頼できる先輩や所属長に相談しましょう。




そして、時には、ギブアップする勇気も必要です。




話が少し変わりますが、消防という世界には、この令和の時代では信じがたい、古い考えがいまだに残っています。




そして、消防士たちは働いていくうちに、麻痺していき、その古い考えに洗脳されていきます。




階級制度・年功序列は、時として、変革の障害となります。




みなさんには、消防1年目を乗り切るとともに、完全に消防に染まらずに、




正しいことと間違っていることを常に見分け、




いつの日か、消防をより良く変革していただければと思っております。




あなたがそれなりの職についた時に、後輩や組織を正しく導くためにも、




1年目を無事に乗り切りましょう。




健闘を祈ります。




それではまた!

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